舞台『転校生』の公開舞台稽古が22日、東京・Zeppブルーシアター六本木で行われ、桜井美南、清水葉月、伊藤沙莉、石山蓮華、堺小春ら若手女優21人が出席した。
舞台「転校生」の公開舞台稽古を行った前列左から、逢沢凛、伊藤優衣、清水葉月、折舘早紀、桜井美南、演出の本広克行、坂倉花奈、伊藤沙莉、今泉玲奈、生田輝、南佳奈、後列左から、森郁月、永山香月、秋月三佳、多賀麻美、石渡愛、芦那すみれ、石山蓮華、藤松祥子、堺小春、吉田圭織、川面千晶 |
9月6日まで同所で公演中の本作は、映画監督で演出家の本広克行が、平田オリザの戯曲に挑んだ現代口語演劇。ある高校の教室を舞台に、女子高生たちの他愛のない会話が繰り広げられる内容で、出演者は全員オーディションで選ばれている。
本作には、ドラマ「なぞの転校生」でヒロインを務めた桜井をはじめ、情報番組「ZIP!」月曜レギュラーの石山、映画「幕が上がる」に出演した伊藤らフレッシュな顔ぶれが集結。転校生役の桜井は、「21人で稽古をしているうちに、この役をやれて良かったと思った」と同世代女優たちとの稽古を振り返り、「同時多発的に色んな会話が繰り広げられるので、何回でも見て欲しい」と笑顔でアピール。演出の本広も、「今回は“ザ・エンターテイメント”ではないので、反応が楽しみ」と期待に胸を膨らませた。
また、タレントの堺正章と女優の岡田美里を両親に持つ堺は、本作で8年ぶりの再デビュー。これまでは学業を優先していたが、「オーディションのチラシを見て、『受けなきゃ!』と心に感じるものがあった」ときっかけを語り、「これを機に、21世紀に羽ばたく女優さんになりたい」と女優への決意を。本作を鑑賞予定だという父親の堺についても、「稽古期間は連絡の頻度が上がりましたね。『稽古で苦しみ、本番で楽しむ』と言われました」とアドバイスを受けたことを明かし、舞台の仕上がりには、「星3つです!」と茶目っ気たっぷりに返して笑わせていた。