北乃きいが破天荒な熱血刑事を演じるスペシャルドラマ『アンフェア ダブル・ミーニング』の第3弾『アンフェア the special ダブル・ミーニング~連鎖』が9月15日(関西テレビ・フジテレビ系 21:00~23:18)で放送される。

『アンフェア the special ダブル・ミーニング~連鎖』に出演する北乃きい(左)と寺島進

同作品は、2006年に篠原涼子主演の連続ドラマとしてスタートし、今年9月5日公開の劇場版『アンフェア the end』で完結する人気シリーズ『アンフェア』のもうひとつの物語を描くスペシャルドラマの最新作。2011年9月に第1弾が、2013年3月に第2弾が放送されて以来、約2年半ぶりの新作では、警視庁捜査一課の特殊犯係で雪平夏見(篠原)の後任として4年のキャリアを積んだ刑事・望月陽(北乃)の成長ぶりが描かれるほか、望月の過去に影を落とす"誘拐事件"の真相が明かされる。

事件の発端は、警視庁に送られてきた謎の人形とメッセージ。その内容から、まだ幼い少女だった自身が誘拐された20年前の事件との関連に気づいた望月は、ほどなく起こった同時多発少女誘拐と議員秘書の変死を追う中で、過去の事件の真実と向き合うこととなる。北乃は「20年前の誘拐事件がついに描かれるのかと感慨深いです。1、2作目で事件を連想させるシーンをたくさん撮ってきましたけど、そのバックボーンはあまり描かれていなかったですから。これまでやってきたことが3作目で生きてくるのはおもしろい」とついに明らかになる最大の謎を語った。

篠原涼子も出演する

また今作には、雪平役の篠原涼子も出演し、北乃と初の共演を果たすのも見どころのひとつ。望月が雪平に自身の苦悩をぶつけるシーンの撮影に臨んだ北乃は「3作目にして初めての共演! 篠原さんとお会いするのも今回が初めてなので、楽しみというより、とにかく緊張のひと言でしたが、まさにもうひとつのアンフェアシリーズの集大成という内容に仕上がっています」と手応えを語った。

さらに、北乃が「前作のときに『いつか拳銃を撃ってみたい』と監督にお願いしたら、2年越しに叶った」と語る念願の銃撃シーンも実現。「海外の刑事ものの映画を観て研究したり、空き時間だけでは足りずに家でも練習したので、今まで以上にかっこいい、刑事らしく銃を構えるシーンをぜひ見てほしい」と北乃。「望月も今までよりも人間味が増して、視野が広がったかなと思います。1、2作目は笑うシーンがほとんどなかったけど、今回は笑顔も見せるし、これまででは考えられないような表情を見せたり、ずっと嫌悪感を抱いていたスカートを履くシーンがあったり。いろんなことがちょっとずつ違って、演じていてすごく楽しいし、より愛着が沸きました。あと、髪も伸びて少し女性らしくなったかな?(笑)」と成長した望月役に自信をのぞかせた。

今作にはほかに、望月とコンビを組むベテラン刑事役の寺島進をはじめ、加藤雅也、阿部サダヲらレギュラーメンバー、ゲストとして望月とともに事件を追う若手刑事役の青柳翔(劇団EXILE)、中村俊介、木南晴夏、吉田鋼太郎、吉田羊らが出演する。