タレントの石原良純らが、9日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、安保法案反対のデモ行進に参加した高校生に向けてメッセージを送った。

タレントの石原良純

トークテーマとして「安保法案」の話題が取り上げられ、渋谷で高校生5,000人がデモ行進を行ったことが紹介された。これについて石原は、主催者側が安保法案を戦争法案と解釈していることを指摘した上で、その呼びかけによって集まった高校生たちを「その時点で理解ができていない」と分析。「戦争法案と安保法案は一緒にしちゃいけない」と呼びかけた。

さらに、「これをきっかけに、大人たちが何を話しているのかを伝えないと」と今後の課題を挙げ、「ちゃんとしたことを伝えるためのきっかけとしてこれ(デモ)に行くのだったらいいけど、理解してるのかなと怖いところもある」と危惧。松本人志も「ちょっと、ニュースに誘導されている感じはあるんですよね」とこの考えに共感した。

一方、SMAP・中居正広は「若い子が声を上げるのは僕は良いことだと思います」とした上で、「関心を持ってくれていることがうれしい」とコメント。「もちろん間違っていたりふわっとしていたりすることはあるかもしれないけど、『何か動かないと通ってしまう』という意志を持っていることはすごく良いことだなと思う」と褒めた。

これに対して、松本は高校生だけでなく反対派の人々に向けて「安倍さんがやろうとしていることに『反対だ』という意見は意見じゃない。それは単純に人の言ったことに反対しているだけで対案が全然見えてこない」と主張。「じゃあ、どうするべきなのか? このままでいいと思っているのであれば完全に平和ボケですよね。世界情勢は確実に変わっているわけだから何かを変えないといけない」と持論を述べた。