The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system.

8月4日(協定世界時)、OpenBSD Journalに掲載された記事「The OpenBSD Foundation Announces First Platinum Donor: CII」が、Linux FoundationのCore Infrastructure Initiative (CII)から大口のドネーションがあったことを伝えた。Linux Foundation CIIからの寄付金は5万ドル~1万ル相当のプラチナクラス(米ドル換算なら約600万円~1200万円、カナダドル換算なら約500万円~1000万円)とされており、OpenBSD Foundationとしては初のプラチナクラスの寄付となる。

OpenBSDプロジェクトはOpenSSHやLibreSSLなどをはじめ、さまざまなオペレーティングシステムで使われている重要度の高いソフトウェアの開発なども手がけており、OpenBSDを使っていないユーザにとっても重要度の高いプロジェクト。特に昨年からインパクトの強い脆弱性が立て続けに発見されており、セキュリティに重きを置くOpenBSDプロジェクトの活動はその重要性を増しつつある。

先月、OpenBSD FoundationはMicrosoftからゴールドクラスの寄付を受けている。これはMicrosoftのPowerShellチームがOpenSSHのサポートを表明したことを受けての寄付と見られている。OpenBSD Foundationはこれまで財務基盤が弱いところがあったが、2014年以降徐々に強化されている。OpenBSD Foundationの財務基盤の強化はOpenBSDプロジェクトの活動に有益に働くと見られる。