アマゾン データ サービス ジャパンは8月5日、東京リージョン向けのAWS Direct Connectロケーションとして、大阪ロケーションの運用を新たに開始したと発表した。併せて独フランクフルトと中国・北京にそれぞれ2番目のロケーションを開設、AWS Direct Connectのロケーションは全世界で18カ所になったという。

AWS Direct Connectはデータセンター、オフィス、あるいはコロケーションスペースなどのオンプレミスシステムからAWSへの専用線接続を実現するもの。

大阪ロケーションはEquinix OS1にあり、Equinix OS1に環境を所持しているかAPNパートナーを通じて利用可能であれば、「AWSマネージメントコンソール」を通じて専用の1Gbpsまたは10Gbpsのネットワーク接続を手続きできる。

複数のAWS Direct ConnectまたはVPN接続がある場合は、「AWS VPN CloudHub」を使用して、安全なサイト間通信を提供できる。

AWS VPN CloudHubは、VPCの有無に関わらず使用できる、シンプルなハブ・アンド・スポークモデルで動作するという。この設計は、複数のブランチ・オフィスと既存のインターネット接続を持つユーザー企業が、リモート・オフィス間でプライマリ接続またはバックアップ接続を実現するために、便利でコストを抑えられる可能性のあるハブ・アンド・スポークモデルを実装したいと考えている場合に適するとしている。

図の例では、東京本社および大阪本社でVPCへのAWS Direct Connect接続を確立しながら、ブランチ・オフィスでVPCへのVPN 接続を使用できる。本社およびブランチ・オフィスは、AWS VPN CloudHubを使用して相互にデータを送受信できる。

AWS VPN CloudHubの利用例