エン・ジャパンは、同社が運営する主婦・ママ向けの仕事まとめサイト「女の求人マート」上で、子どもを持つ女性639名を対象に「仕事」についてアンケート調査を実施した。調査期間は6月25日~7月1日。

正社員比率は8%にとどまる

就業状況(仕事の有無)について尋ねたところ、52%が「仕事をしている」と回答した。25~54歳女性の就業率71.8%と比較しても、子どもを持つ女性の就業率はさらに下がっている。

現在、仕事をしていますか?

正社員比率は8%(20~39歳:18%、40歳以上:4%)で、最も多い雇用形態は「パートアルバイト」で62%(同55%、65%)、次いで「派遣社員」で17%(同11%、19%)だった。

(仕事をしている場合)雇用形態は、何ですか?

仕事をしていない人に、働いていない理由を尋ねると、61%は「自分に合う仕事がみつからない」と回答した。20~39歳の世代では、「子どもと過ごす時間を大事にしたい」「子供を預けられる保育園が空いていない」と、子どもに関する理由が上位に挙がっている。「働きたくない」という回答は1%で、条件に合えば、働きたいと思っている人が多いようだ。

望んでいる働き方は「家事や育児などプライベートと両立できる程度で働きたい」が68%でもっとも多く、次いで「家計の足しになる程度で働きたい」(18%)が続いた。

(仕事をしていない人に)今後仕事をする場合、どのような働き方を希望しますか?

仕事をしている人に、仕事をしている理由を尋ねると、最も多かったのは「家計のため」(86%)だった。次いで「社会とつながりをもつため」(40%)が続く。

世代別で変化が見られたのは、40歳以上のポイントが高い「生活にメリハリをつけるため」(全体:39%、20~39歳:29%、40歳以上:42%)、20~39歳のポイントが高い「育児や介護から離れた時間を持つため」(同:19%、31%、15%)だった。

仕事をしている理由はなんですか?

今後も仕事を続けたいと思うかという問いには、すべての世代で6割が「生活の変化(出産・結婚・配偶者の転勤など)に関わらず、続けたい」と回答している。現在働いている人の仕事意欲は高いようだ。