MMD研究所は27日、「2015年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する調査」結果を公開した。それによると、プリインストールされている「メッセージ」「ミュージック」アプリの利用率は、OS別に大きく異なり、iOSではAndroidの2倍近くの利用率だった。

iOSのメッセージアプリ

OS別のプリインストールアプリの利用率は?

「2015年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する調査」は、スマートフォンを所有する20歳以上の男女563人を対象に実施したもの。プリインストールアプリの利用についてOS別で聞いたところ、iOS(254人)は「インターネット」が88.2%で最も多く、次いで「メール」が87.0%、「電話」が84.3%となった。Android(309人)では「メール」が90.0%で最も多く、「カメラ」が87.1%、「インターネット」が85.1%となった。

OS別で利用率が大きく異なる結果となったプリインストールアプリは「メッセージ」で、iOSでは72.4%、Androidでは36.2%となり、続いて「ミュージック」がiOSでは57.9%、Androidでは34.0%という結果だった。

iOSのプリインストールアプリ利用率

Androidのプリインストールアプリ利用率

2015年上半期に利用したアプリのジャンルは?

2015年1月から6月の期間によく利用したアプリのジャンルを聞いたところ、「ゲーム」が16.5%で最も多く、次いで「SNS」が16.3%だった。2013/2014年に実施した同様の調査と比較すると、「ゲーム」「動画」の利用がそれぞれ増えているのに対し、「SNS」の利用率は減少していた。

2015年1月から6月の期間によく利用したアプリのジャンル

SNSで最も利用率が高いのは?

続いてSNS/コミュニケーションサービスの利用について聞いたところ。「現在利用している」という回答が最も多かったのは「LINE」で66.6%、次いで「Facebook」が47.4%、「Twitter」が35.3%となった。昨年の同様の調査結果と比較すると「Instagram」の利用率が最も増えており、6.6ポイント増だった。

現在利用しているSNS/コミュニケーションサービス

Instagramの利用率