博報堂DYメディアパートナーズと博報堂DYホールディングス「マーケティング・テクノロジー・センター」はこのたび、「TVPlus Simulator(テレビ プラス シミュレーター)」を刷新し、新ツール「TVCross Simulator(テレビ クロス シミュレーター)」として提供開始すると発表した。

2014年9月より提供してきた「TVPlus Simulator」は、TVCMとオンライン動画広告をかけ合せたキャンペーンにおける広告効果予測プラニングツール。今回新たに提供を開始する「TVCross Simulator」では、TVCMの出稿パターンや、性別や年齢などのターゲット、業種といった10種類以上のパラメーターを設定することで、キャンペーンの「ターゲットリーチ効率」や「広告認知率」等を向上させる出稿パターンのシミュレーションが可能となる。

また、ターゲットリーチや広告認知に加えて「TVCMとオンライン動画広告の複合接触による商品への意識変容」の視点から、商品認知や商品興味関心、商品購入利用意向等の広告指標についてもシミュレーションもできるため、より広告効果を高める出稿提案ができる。

さらに、広告料金など実際の広告メニュー(出稿条件)にもとづくプラニングと広告主の過去出稿実績を組み込んだ、カスタマイズシミュレーションにも対応。局ごとのTVCMの出稿パターンや出稿時点データもインプットデータとして加え、TVCMのオンエアタイミングまで考慮した、より精緻なシミュレーションを実現する。これにより、今まで以上に効果的なTVCM×オンライン動画広告のクロスメディアプラニング可能となったことから、ツールの名称も刷新したという。

なお、同ツールは同社が取り組むTVCMの運用実績と、グーグルやヤフー、ビデオリサーチインタラクティブと共に行ったクロスメディアキャンペーンの調査結果をベースに構築されたものとなる。