NECと米HPは、上海で開催されているMobile World Congress Shanghaiにおいて、通信事業者(Communications Service Provider (CSP))向けNFV(Network Functions Virtualization:ネットワーク機能の仮想化)領域での協業に合意したと発表した。

両社は、NECが開発した仮想化ネットワーク機能(Virtualized Network Functions:VNF)やVNF運用管理ソフトウェアと、OpenStack、Linux KVMをベースにしたHPのNFVプラットフォームであるHP Helion OpenStack Carrier Gradeを組み合わせ、NFVソリューションを共同で提供していく。

このソリューションは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)が標準化を進めている仕様に基づくオープンなもので、ハードウェアにはHP製のサーバ、ネットワーク、ストレージが使われるという。

両社は本ソリューションを年内に提供開始する予定で、両社のソリューションを検証するためのNFVデモシステム(リファレンスプラットフォーム)を共同で開発していく。