ヤマトホールディングスは、7月13日より、ヤマト運輸の全国約4000カ所の宅急便センターをビジネス拠点として活用できる企業向けサービス「ヤマト クラウドデポ」の販売を開始する。

同サービスは、営業やサービススタッフがスマートフォンやタブレットからいつでも商材などを発注し、最も便利なセンターを検索・選択したうえで引き取ることが可能なクラウド型の発注システムと、ヤマトグループの宅急便ネットワーク利用を融合したパッケージサービス。

クラウド型発注機能としては、「個人別の出荷依頼入力」「出荷依頼の配送状況照会」「サイト内での商材在庫管理機能」「最適な引き取り宅急便センターの検索と選択サポート機能」「引き取り場所への商材の到着お知らせ機能」を提供する。

オプションとして、サプライヤーから直接商材を引き取り、輸送過程で検品・セットアップ後、全国の宅急便センターに配送するといったサービスも提供する。

同サービスを利用すると、訪問先に近い宅急便センターで必要な商材を引き取りそのまま顧客へ訪問できるため、営業やサービススタッフは、商材のピッキングや積み込みのために自社の営業拠点へ出社する必要がなくなる。商材発注も外出先で行えるので、直行直帰も可能。

商材のピッキングや積み込みのために自社の営業拠点へ出社する必要がなくなる

また、クラウド型発注システムによりスマートフォンやタブレットからいつでもどこでも発注ができ、必要な時に必要な量だけを受け取ることができる。これにより、自社営業所での発注作業や在庫の確認、整理整頓などのバックオフィス業務を省力化するとともに、総在庫量や不良在庫の廃棄ロスなどの無駄を削減できる。

総在庫量や廃棄ロス、自社営業拠点にかかるコストを削減できる