NTTレゾナントは7月9日、クラウド型検証サービス「Remote TestKit」において、Remote TestKitで提供している約300台以上のスマートフォンについて自動でテストできるサービス「自動テスト/レポート」の提供開始を発表した。

Remote TestKit自動テスト利用イメージ

これまでリリース前のアプリテストは、調達可能な端末数およびテスト稼働の問題により検証端末数が数台から数十台と限られ、リリース後に発生する顧客サポートやバグ修正に手間と時間がかかっていた。しかし、今回発表したサービスでは、約300台のスマートフォン(docomo、au、Softbankなど国内端末約180台、AT&T、Verizonなど海外キャリア120台)をそろえ、テストの基本工程を自動化することにより、手間をかけずにアプリなどのバグを洗い出すことを可能とした。

「自動テスト/レポート」では、3つのサービスを提供する。1つめは、自動テストするアプリやサイトのURLの登録やテストレポートを保存するための顧客専用ストレージである「ストレージサービス」で、ここに登録したアプリなどは自動試験だけなく、手動で試験を行うときにも利用可能。

2つめは、よく試験を行うスマートフォンをグループとして登録し、一括して試験を行う「指定機種自動試験」で、OS Version別やメーカー別などのグループを作成し、効率的に試験ができる。

3つめは、「新機種自動試験」で、Remote TestKitに新機種やOS バージョンアップ端末が追加されたときに、登録してあるアプリやサイトについて自動的にテストを行いテストレポートを作成する。不定期に追加されるスマートフォンの発売情報を管理する必要がなくなり、開発者やサービス提供者の負担を大きく軽減する。

料金プランには、月額定額料金で使い放題で全サービスを利用できる「フラットプラン」と、毎月一定時間を利用し、利用サービスは契約プランごとに異なる「チケットプラン」の2種類がある。

なお、7月9日時点での、チケットプランMonthly10,50,100契約者と、7月31日までのMonthly10,50,100新規契約者には、7月末日まで利用できるフラット1プラン(50万円相当)をプレゼントする新機能お試しキャンペーンを行っている。