NTTドコモは、過去にSIMロック解除をしたことのあるユーザーに対し、7月13日より解除の条件を緩和する。これにより、2015年5月1日以降に発売された機種でも、一部のユーザーは購入日当日に解除できる。

前回のSIMロック解除から6カ月経過していれば、購入日の当日でも解除が可能となった

これまでは、SIMロック解除の実績に関わらず、2015年5月1日以降に発売された機種であれば、購入日から6カ月が経過しなければSIMロック解除できなかった。7月13日からは、SIMロック解除実績のあるユーザーならば、前回の解除から6カ月以上が経過していることを条件として、2015年5月1日以降に発売された機種も購入日当日から解除が可能となる。

なお、4月30日までに発売された対象機種については、SIMロック解除の実績の有無に関わらず、購入日からSIMロック解除が行える。

こうした、SIMロック解除の条件変更の理由について、ドコモは「お客様から、海外渡航をする際に現地のSIMを使いたいので条件を緩和してほしい、という要望を数十件ほどいただいた。今回の変更はそうした要望に応えるため」と説明している。

なお、KDDIは2015年5月1日以降に発売された機種について、購入から180日以上が経過していればSIMロック解除に応じるが、それ以前に発売された機種は、SIMロック解除の対象機種ではないため、変更などの予定はないとしている。

ソフトバンクでは、2015年5月1日以降に発売された機種について、購入から181日目以降にSIMロック解除に対応する。同社では、KDDIとは違い、2015年5月1日以前に発売された一部の機種で、SIMロック解除に応じているが、条件について変更する予定はないという。