JTBベネフィットは6月23日に、健康支援サービスを提供するティーペックと業務提携し、法改正に対応するストレスチェックの実施から医師面談までワンストップでサポートすることを発表した。

具体的には、従業員に対しては、職場環境に応じてWEBまたは紙面でストレスチェックを実施し、個人結果を数値化して提供するという。また、高ストレス者と判定された従業員に対して、医師面接の申し出を促す仕組みも提供し、ティーペックを通じて全国260カ所の医師ネットワークで面接の手配が可能としている。組織に対しては、臨床心理士などのEAP(従業員支援プログラム)専門家による「組織分析レポート」の作成や報告会を実施して、職場改善のサポートを行うという。

また、JTBベネフィットのサービスは、社内コミュニケーションを活性化させるツールをストレスチェックと併せて提供していることが特徴となっている。同社が提供する「健康100日プロジェクト」は、社内でチームを組み、健康増進に取り組むサービスとなっており、チームで励まし合い、競い合うことによって、生活習慣改善に向けた動機付けとともに、「健康」をテーマとしたコミュニケーションの活性化を図るというもの。

同社は、「ストレスチェック」義務化をきっかけに、高ストレス者の早期発見、確実なフォローを行うとともに、日頃の社内コミュニケーションを活性化させ、「メンタルの問題を予防する環境を作るサービス」として提供することで、メンタルヘルスケアに対する企業の取り組みをサポートしていく構えだ。