M-SOLUTIONS(M-SOL)は6月19日、Webアプリケーションのテストを効率化する「Smart at develop」を提供開始した。価格(税別)は、導入費用が20万円、ライセンス費用が5IDの場合で月額15万円。

これまでWebアプリケーションのリリースでは、要件確定まで開発作業ができない、あるいは要件変更するたびにテストを行う必要があるなど、経営者やサービスのオーナー部門、またはエンドユーザーが期待するタイミングと比較して、リリースまでの期間が長くなってしまうことが課題だったという。

加えて昨今では、脆弱性やWebブラウザのバージョンアップへの対応など、Webアプリケーションをリリースした後も、バージョンアップなどのシステム開発とテストが発生する機会が増加しているとのこと。

同社でも、受託したシステム開発のテスト作業や自社サービスのバージョンアップ対応など、テスト工程にかかる負荷が大きな課題になっていたという。この課題を解決するために生まれたテスト自動化ツールが、今回提供を開始した新製品とのことだ。

同製品は、テスト作成、自動処理、レポートの3つの機能を持つ。

テスト作成は、実際の操作を自動的に保存しテスト操作に変換するもの。テスト・パターンの自動作成も可能という。

自動処理は、テスト作成したシナリオを自動実行する機能。テスト単位で指定タイミングの画面キャプチャ保存や、対象処理に対する負荷テストも可能とのこと。レポートは、テスト結果をサマリとしてレポーティングする。

同社は同製品の利用例として、3つのパターンを例示している。

自社で開発する場合は、テストシナリオを作成し自動処理を行うことで、バージョンアップ頻度の向上が期待できるという。

開発を委託する場合は、専門知識が無い担当者でも、効率的で確実な受入作業が可能になるとしている。

開発を受託する場合は、自動テストによりテスト工数削減と品質向上を両立するとのこと。