伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア OpenStackの普及と開発を推進する米国の非営利団体「OpenStack Foundation」に Corporate Sponsorとして加盟したと発表した。

OpenStackに関する技術ノウハウを蓄積していくことで、同社はビジネス環境の変化に迅速に対応できる新たなサービスの提供を目指すという。

CTCは、2013年からOpenStack上で処理内容に応じてインフラを自動制御するクラウドネイティブ・アプリケーションの開発とOpenStackを活用したクラウド基盤の技術検証に取り組み、2015年4月には、IoT、モバイル、ビッグデータ、ソーシャル、セキュリティ分野の拡大に対応できるクラウドプラットフォームを研究・開発する「Cloud Innovation Center」を立ち上た。

また、OpenStackやオープンソースのPaaS基盤、アジャイル開発を主軸に、新しい IT システムについての検討を開始したという。

同社は、今回OpenStack Foundationに加盟したことで、OpenStackの活用に加え、ソフトウェアそのものの開発に関与。Cloud Innovation Centerを中核として、OpenStackを含めたクラウド技術を持つエンジニアを数百名規模で育成していくことで、新たな IT サービスビジネスを創出していくという。