フィッシング対策協議会は6月16日、「SMS(ショートメッセージサービス)で誘導される銀行のフィッシングサイトにご注意ください」という注意喚起を行った。

これは5月初旬から、SMSを利用して銀行のフィッシングサイトへ誘導する手口が確認されていることをうけたもの。今後、他の金融機関などのインターネットバンキングサービスにおいても同様の事象が発生する可能性があるとして、注意を促している。

公開された手口は、銀行のフィッシングサイトへ誘導されるURLが記載されたメッセージを利用したもので、ユーザーがURLをクリックしログインIDやパスワードの入力を行うと、情報を窃取され、銀行口座に不正にアクセスされる可能性がある。

送信されたSMSの画像

6月16日時点で、三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行をかたるSMSが送信されている事例が確認されている。万が一、情報を入力された場合は速やかに各金融機関の窓口へ相談するよう、協議会はすすめている。