日本玩具協会が主催する「日本おもちゃ大賞2015」にて、タカラトミーの「リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット」がイノベイティブ・トイ部門の大賞を受賞した。

「リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット」イメージ

「リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット」は、磁力浮上と磁力走行の両方を実現した量産型ミニチュアリニアモーターカー。回転式モーターや車輪、ギアといった通常駆動に必要ないっさいの要素を排除し、車両に搭載した磁石・コイルと、レールに取り付けられた磁石との反発によって非接触で磁力浮上・磁力走行する。

車輪と地面との摩擦がないために高速走行が可能になり、90分の1のスケールスピードでL0系の営業運転最高時速と同じ時速500kmを実現。少年の頃から「夢の乗り物」としてリニアモーターカーへのあこがれを持っているシニア層をメインターゲットに、今年9月に一般発売する予定だ。

今回受賞したイノベイティブ・トイ部門大賞は、「素材・技術的に優れたもの、新規性のある玩具」に与えられる賞。タカラトミーは受賞理由について、「独自企画による『磁石間の距離』や『磁力の強さ』によって、これまで不可能だった『磁力浮上』と『磁力走行』を世界で初めて実現した革新性とリニアモーターカーという話題性を高く評価していただきました」とのコメントを発表している。