コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)は6月15日、世界を変える革新的なソフトウェアを生み出し、シリコンバレーのような、起業家が起業家を育てる好循環を日本に創り出すことを目的に、「CSAJスタートアップ支援事業」を開始すると発表した。これにともない、支援先である「スタートアップ企業」ならびにファンドへの「一般投資家」を募集する。

今回の募集では、CSAJがソフトウェアを中核とした技術系スタートアップを公募・選定し、出資を行う。あわせて、起業経験を持つ現役経営者による経営指導、メンタリング、教育・訓練などの支援体制で、革新的なソフトウェアを生み出すスタートアップ企業をバックアップする。

また、同事業の運営開始に伴い、出資面で支援する「CSAJスタートアップファンド投資事業有限責任組合(CSAJファンド)」を新たに設置。「CSAJスタートアップ支援事業」で発掘・育成された起業家には、「CSAJファンド」から、シード期の少額出資と成長の期待できる企業への多額出資の2段階での投資を予定している。

「CSAJスタートアップ支援事業」組織図

支援対象は、ソフトウェアを中核とした技術系スタートアップ企業またはチームとし、募集期間を2015年6月15日~7月31日(一次募集)、2015年9月1日~11月30日(二次募集)としている。

一般投資家の募集期間は2015年6月10日~9月30日、出資規模の目標は10億円。投資企業の組成は豆蔵ホールディングス、フォーラムエイト、サイボウズ、コーエーテクモキャピタル、さくらインターネット、フリービットインベンスメント、キャピタル・パートナーズ証券、コンピュータソフトウェア協会(無限責任組合員)などとなっている。