米マイクロソフトは6月11日、Windows 10を搭載する企業向けの大型端末「Microsoft Surface Hub」の受注を7月1日より開始すると発表した。

液晶サイズは55インチと84インチを用意

Microsoft Surface Hubは、液晶サイズが55インチと84インチの大型端末で、企業の会議室などに設置し、複数人での共同作業の利用に適している。設置は、テレビや液晶ディスプレイのように取り付けたスタンドに立てる方法と、スタンドを使わず壁に掛けるといった方法を用意する。

次世代OSのWindows 10を搭載する。アプリを利用して、アイデアをメモするためのホワイトボード代わりにしたり、インターネット接続で外部とのビデオ会議、コンテンツの共有など多様な活用を想定している。具体的には、Skype for Business、Office、OneNoteなどのアプリを利用できる。また、Windows Update for Businessを搭載し、セキュリティの更新にも対応する。

主なハードウェアの仕様は、100カ所のマルチタッチ、最大3つの同時ペン入力ができる光学式ディスプレイ、1080pの前面ビデオカメラ2機、ビデオ会議において背景ノイズをキャンセルするための4機構成によるマイクアレイ、内蔵Wi-Fi、Bluetooth 4.0、NFCを搭載する。

Surface Hubと関連アクセサリーの受注は一部の国で7月1日より開始し、9月より販売を開始する。現時点で販売予定の国は、米国とカナダ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、フィンランド、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、ルクセンブルグ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェイ、ポルトガル、カタール、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、英国の24カ国。

本体価格は、Surface Hub 55インチが6,999ドル、Surface Hub 84インチが19,999ドルを予定している。なお、日本国内における具体的な受注および発売時期、価格、販売方法などは、確定次第正式に発表するとしている。