毎日新聞社は1日、新たな会員制の電子新聞サービス「デジタル毎日」をスタートした。有料会員の利用料は月額3,200円(税別/申し込み当月は無料)。無料会員(閲覧内容に一部制限あり)。

「デジタル毎日」ロゴマーク

「デジタル毎日」は、有料会員に対して、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で朝夕刊の紙面イメージを表示する紙面ビューアーの閲覧と、ニュースサイト「毎日新聞」の全記事を提供する会員向けサービス。これまで「紙面ビューアー」は新聞購読者向けサービスとして提供されてきたが、この新サービスではデジタル版のみで完結しており、有料会員となることで、朝夕刊の全ページを電子紙面で読むことができる。これ以外にも、有料会員には「経済」、「医療」分野のデジタル版独自のプレミアコンテンツや最大過去5年分の記事データベース、優待サービスなども利用可能になる。

また、同サービスの開始に際してニュースサイト「毎日新聞」とニュースアプリ「毎日新聞ニュース」のデザインリニューアルを実施。同サービスの提供内容に含まれるニュースサイト「毎日新聞」は原則有料化され、記事閲覧にメーター制を導入した。有料会員(月額3,200円(税別))に登録することで、全記事の制限なし閲覧が可能。無料会員登録では月10本、会員登録なしの閲覧では月5本までの有料記事を閲覧できるという。なお、一般速報ニュースや社説、コラム「余録」、写真・動画などはメーター対象外のため、月の本数制限には関係なく閲覧できる。

「デジタル毎日」の利用形態

そのほか、タブレット端末・高速データ通信・有料会員サービスを合わせて提供する「タブレットセット」(月額4,980円(税別))も展開。HUAWEIの8インチタブレット端末にアプリケーションなどをあらかじめ組み込み、毎月7GBまで使えるデータ通信SIMカードをセットで提供する。ちなみに、これまで「電子ビューア」が無料で提供されていた紙の毎日新聞購読者にも、「デジタル毎日」オープンによって追加されたWebの有料記事やプレミアコンテンツの購読権を提供。さらに、購読料にプラス500円するとプレミアコンテンツの本数制限が開放される「愛読者プレミア会員」が追加された。