ナビタイムジャパンは5月28日、法人向けの運行管理サービス「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」にて、巡回経路探索エンジンを強化し、訪問先の到着希望時間を中心とした配車計画が立てられる機能を追加した。

「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」は、複数の社用車を保有する企業向けに、スマートフォンを活用した動態管理機能やカーナビゲーション機能を提供するクラウド型運行管理サービス。

複雑なシステムを導入することなく、すぐに利用を開始できるほか、最適経路を案内する配車計画や作業者の現在位置確認、作業ステータスの確認・登録、カーナビゲーション、メッセージの送受信、日報作成などを1つのサービスで行うことが可能だ。

ナビタイムジャパン「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」公式Webサイト イメージ

このたび追加となる新機能は、訪問先のうち1カ所以上の到着希望時間を指定すると、それに合わせてすべての訪問先に対して、ルートや時間を最適化した配車計画を立てることができるもの。

これにより、最適な配車計画を実現するほか、指定時間内に到着できるため、ドライバーの現場での待機時間などを軽減し、労働コストの削減や配送取扱能力の向上にも貢献する。

新機能により、すべての訪問先に対して、ルートや時間を最適化した配車計画を立てることができる

なお、同社によると、物流業界では「配送センターなどの物流拠点において荷降ろしや荷積みのために長時間の荷待ち時間が発生する」という課題があり、これは、トラックの出入りのコントロールがうまくできていないことに起因するという。

同社は今後、この新機能により、こういった物流業界の抱える課題の解決に貢献したい考えだ。