コクヨは、 使用者の視点から生まれる優れたデザインを募集するコンペティション「コクヨデザインアワード2015」を開催し、作品募集を開始した。募集は7月31日まで。

「コクヨデザインアワード2015」

「コクヨデザインアワード」は、使用者ならではの視点から生まれる優れたデザインを広く募集し、商品化を目指すコンペティション。2002年の創設以来、今回で13回目となり、これまでにヒット商品「カドケシ」などを輩出してきた。前回の応募件数は合計1,442点(うち海外から298件)、応募者の国籍は日本を含めて29カ国におよぶなど、プロダクトデザインの国際コンペティションとしても認知されつつある。

今回の募集テーマは「美しい暮らし」で、"日常にうるおいを与えてくれる、 いつまでも大切に使いたくなる"ような文房具と家具のデザインを募る。審査員は佐藤可士和氏(SAMURAI代表/アートディレクター・クリエイティブディレクター)をはじめ、鈴木康広氏(アーティスト)、田川欣哉氏(takram design engineering代表/デザインエンジニア)らが務め、グランプリ(1作品)には賞金200万円、優秀賞(3作品)には賞金各50万円が贈られるとのこと。募集期間は2015年5月15日~7月31日、審査発表は2015年12月1日予定。

なお、今回は同コンペティションで扱うテーマについてより広く社会へ発信・問いかけるため、アワード会期中に「美しい暮らし」について考えるトークショーやワークショップが開催される。詳細は「コクヨデザインアワード」ホームページなどで順次公開予定。

商品化事例。左から、「カドケシ」(2002年優秀賞)、「パラクルノ(Paracuruno)」(2002年優秀賞)、「ビートルティップ(Beetle Tip)」(2007年優秀賞)、「roll table(ロール テーブル)」(2011年グランプリ、現在は生産終了)