3月に行われた「非アクティブアカウント」の削除により、ほとんどのFacebookページでファン数が減少したと言われていますが、その影響は大小様々だったようです。結局自社のいいね数減少は問題がない範囲だったのか?疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は日本企業のFacebookページのファン数上位2000社超※のデータを元に、主要6ジャンルの減少率とその傾向を分析してみました。あなたの運営するFacebookページのいいね数減少率とくらべてみてください。

※2015年3月1日時点でのファン数による

参考記事:3月のデータクレンジング影響をグラフで見る!Facebookページのファン数減少傾向6パターン【Belugaブログ】
http://smmlab.jp/?p=38619

調査概要

  • 3月12日~25日までのファン数の減少率を調査
     ※3月1日のファン数を基準にしています。
  • 6ジャンル、2,137社
  • 平均減少率は-1.42%

*本記事は、ユニークビジョン株式会社提供のデータを元に
SMMLabが集計・分析してご紹介しています。

ジャンル別 ファン数の減少傾向

それでは、6ジャンルの中で、減少率高い順に紹介していきます。

■IT・情報・通信

平均減少率-2.06%

  • 今回集計した6ジャンルの中で最もファンが減ったジャンル
  • 3/13にスタート、3/14に一旦止まり、その後じわじわ減り、3/20頃ピーク(最大0.56%減)

■小売業

平均減少率-1.39%

  • 3/13にスタート、3/15,16と18,19にピーク(最大0.39%減)

■サービス業

平均減少率-1.21%

  • 3/14にスタート、じわじわ減って3/19、20がピーク(最大0.48%減)

■健康・美容

平均減少率-1.16%

  • 3/14にスタート、じわじわ減って3/16と19がピーク(最大0.49%減)

■食品・飲料

平均減少率-0.84%

  • 3/13にスタート、一旦増加に転じるも、じわじわ減って3/19がピーク、その後もじわじわ減る(最大0.26%減)

■観光・旅行

平均減少率-0.76%

  • 今回集計した6ジャンルの中で最もファンが減りが少なかったジャンル
  • 3/14にスタート、3/15がピーク(最大0.51%減)、その後じわじわ減る

いかがでしたか。

今回削除されたのは既に機能していないアカウントですので、「ファン数」がより純度の高いデータになったことで、どんな人がファンなのかという、オーディエンスデータの正確性が高まったと言えます。ですから、「いいね数」の減少が多かった場合は、ファンの属性が変化している場合がありますので、再確認したうえで、今後のページ運営を見直してみることをオススメします。

本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。

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