NTTドコモは4月28日、2014年10月に掲げた中期目標に向け、新たな取り組みを策定したことを発表した。NTTドコモはこれまで、新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」や、光ブロードバンドサービス「ドコモ光」を提供することで、これまでの顧客獲得競争からの脱却など、競争形態の転換を加速する取り組みを進めてきた。
同社は今後、多様化する顧客のニーズに応えるため、様々な分野のパートナーとコラボレーションすることで、新たな付加価値を創造する「協創」の取り組みを進めていく考えだ。
なお、「中期目標に向けた新たな取り組み」の概要は、「+d(プラスディー)」の展開と社会価値の協創の2点だ。
「+d(プラスディー)」の展開では、NTTドコモのビジネスアセットをパートナーが利用できる環境を構築する。それと同時に、NTTドコモの各種サービスブランドの名称を「d」を冠した名称に統一し、NTTドコモがパートナーと新しい価値を協創していく取り組みを「+d」として展開していく。NTTドコモは顧客に対し、「もっとお得・もっと楽しい・もっと便利」を「+d」から提供していく。
社会価値の協創には、まずIoTの拡大による新たなビジネスの協創が挙げられる。自動車、環境・エネルギーなど多様な事業領域でパートナーとIoTによる価値創造を推進し、新しいビジネスを展開する予定だ。また、医療や教育の分野でクラウドを活用したICT化を推進し、社会的課題の解決にも貢献していく。他にも、地域の強みとNTTドコモのビジネスアセットを組み合わせることでビジネスを創出し、地域産業の活性化に貢献することや、2020年を見据えた先進性の発信も推進していく。
また、NTTドコモは「スマートイノベーション」により「顧客に最新の技術を使いこなしてもらいたい」という想いを込めた新しいブランドスローガン、及びブランドステートメントを発表した。