歌手でモデルの土屋アンナ(31)が、28日に放送されたフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)にVTR出演し、舞台演出家・甲斐智陽氏(63)が作詞作曲した「ANNA」について心境を語った。

歌手でモデルの土屋アンナ

甲斐氏が制作した同曲を、昨年3月に友人が「同名の実在人物とは一切関係ありません」の注釈を加えてYouTubeに公開。歌詞には、「ANNA お前は厚化粧でその顔のしわを隠してスター気取ってるけど みんなもうバレてるぜ お前の腹黒ささえ」「お前の根拠のない嘘っぱちでどんなに俺らが傷ついたか」「若かったころは カリスマなんておだてられ その気になって男あさりの every night」といった内容が含まれていた。

番組では同局による前夜の直撃取材の映像が公開され、「『ANNA』の歌詞は見ましたか?」の質問に対して、土屋は「目にしました」と返答。その時の印象を聞かれると、「たぶん皆が思う気持ちと一緒かな? お兄さん(ディレクター)がそれを自分のことだと思って聞いたとしたら、似たような感情はあるかもしれない」「気持ちのいいものでは絶対的にない」と正直な思いを伝え、裁判が泥沼化していることについて「長くなってしまっているから、とりあえず何か方法が見つかって、すべてがクリーンになるのがいいなとは思いますね」と胸の内を明かした。

一方、番組は前日に甲斐氏を直撃。甲斐氏は「曲からガーッと作ったら、かっこいいロックができちゃってね」「最初に『ANNA~』というのが出てきたので」と経緯を説明し、「別にだから『土屋アンナ』じゃないんですよ」と釈明。「まぁ、シャレなんだけどね」と見解を示した。

主演舞台『誓い~奇跡のシンガー~』の降板と上演中止を巡る騒動で、製作サイドの甲斐氏から約3,000万円の損害賠償を求めて訴えられている土屋。今度は、同曲が名誉毀損にあたるとして約1,000万円の損害賠償を求めて甲斐氏を提訴した。両裁判は同時に審理する「併合」の形がとられ、27日に第1回弁論が行われた。