共同印刷は4月23日、同社が提供するアイトラッキングを活用した行動分析パッケージが、同グループの共同印刷西日本との連携により、エヌ・ティ・ティ マーケティング アクト(NTT マーケティングアクト)の業務改善支援サービスとして採用されたことを発表した。

アイトラッカー(左)と研修用DVD

アイトラッキングは、対象物を見たときの視線の動きや滞留時間、瞳孔の大きさを測定し、「心の動き」を数値として把握することで対象物への印象やニーズを調査する手法。共同印刷はこれを、メディアやプロモーション開発のためのソリューションのひとつとして提供してきたが、今回、オペレーターのスキルアップソリューションとして、NTT マーケティングアクトのコールセンターでのコミュニケーター教育に採用された。

共同印刷西日本が営業窓口となり、共同印刷が調査の設計から実施、行動分析レポーティング、研修DVDの企画・シナリオ作成、撮影、編集までを提供。研修DVDには、アイトラッキングによる行動分析でコミュニケーターの応対やキーボード処理の方法と視線の動きとの関連性を検証した結果が編集されている。

共同印刷は、アイトラッキングによる調査・分析と研修DVD制作を組み合わせた業務改善サービスを、さまざまな企業のコールセンターや工場、物流倉庫などのオペレーション業務の改善に活用する行動分析パッケージとして展開し、2018年度までにアイトラッキングを活用したサービス全体として売上1億円を目指す。なお、同パッケージは、研修マニュアルの制作や研修運営などの周辺サービスも含めたソリューションとしての提供も可能となっている。