総務省はこのほど、2014年10月1日時点の人口推計を発表した。それによると、定住外国人を含む日本の総人口は前年比21万5,000人(0.17%)減の1億2,708万3,000人となり、4年連続で減少した。
日本人人口は同27万3,000人(0.22%)減の1億2,543万1,000人と、同じく4年連続の減少。減少幅は前年より拡大している。
死亡者数が出生児数を上回る「自然減」は25万1,000人で過去最多を記録。一方、出生児数は102万3,000人で過去最低を更新した。
0~14歳の年少人口は同15万7,000人減の1,623万3,000人。65歳以上の高齢者は同110万2,000人増の3,300万人で、初めて年少人口の2倍を超え、過去最多となった。また、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は26.0%で、過去最高を記録した。
人口増減率を都道府県別に見ると、7都県で増加、40道府県で減少。増加率が最も高かったのは東京都で同0.68%増加した。また、前年より増加率が上昇したのは東京都、埼玉県、神奈川県で、減少から増加に転じた千葉県を含めると、東京圏の1都3県で人口増加率が上昇した。一方、減少率が最も大きかったのは秋田県で同1.26%減少した。
65歳以上の高齢者の割合は全都道府県で増加し、沖縄県を除く都道府県で75歳以上人口の割合が1割を超えた。