社会人1・2年生のやる気を奪うセリフ第1位は?

ソニー生命保険は4月15日、今春就職する、または、就職してから1年たつ20～29歳の男女を対象に実施した、「社会人1年目と2年目の意識調査2015」の結果を発表した。

調査対象の内訳は、今春就職する「社会人1年生」、就職してから1年たつ「社会人2年生」それぞれ500名、合計1000名。

全回答者に「社会人1年目で充実させたいと思う（思っていた）こと」を聞いたところ、上から「業務技能習得」（52.0%）、「業務知識習得」（51.6%）、「貯蓄」（49.2%）となった。

社会人1・2年生の仕事観を知るため、「自身にとって仕事とは何か」を聞いたところ、「お金を得る手段」（55.4%）が半数を超えた。前年の調査と比較すると、男性で「自己実現」を挙げた人の割合（2014年10.9%→2015年18.2%、7.3ポイント上昇）が上昇したという。

次に、最初に就職した会社で働きたい期間を尋ねたところ、社会人1年生では「定年まで働きたい」（28.2%）が最も高くなった一方、社会人2年生では「既に辞めたい」（20.0%）や「2～3年くらい」（22.2%）が比較的高くなった。

また、配属されたい部署については、「総務部」（20.7%）が最も多く、これに「技術部」（16.9%）、「人事部」（12.1%）、「営業部」（12.0%）、「開発部」（10.5%）と続いた。

さらに、先輩社会人に言われたら、やる気を奪われてしまうセリフを聞いたところ、最も多く選択されたのは「この仕事向いてないんじゃない?」（36.7%）だった。そのほか、「ゆとり世代だなぁ」（34.3%）、「やる気ある？」（31.9%）、「そんなことは常識でしょ」（25.5%）、「私が若いころは○○だったのに」（25.3%）が上位回答となった。

これに対し、落ち込んでいる時に、先輩社会人に言われたらやる気に火がつくセリフについては、「次からはこうしようか（改善策を指示）」（36.9%）が最多だった。以降、「困ったことがあったらいつでも相談して」（28.1%）、「頑張ったんだね、ありがとう」（27.3%）、「一緒に頑張ろう！」（24.5%）、「失敗は誰にでもあるよ」（23.0%）、「責任は俺が持つよ」（22.0%）という回答が続いた。