マクニカは4月10日、同社のIoT開発キット「Mpression Odyssey(オデッセイ) MAX 10 Eval Kit」用のiOS版アプリをAppStoreにて公開した。なお、Android版は既にGoogle Playで公開済み。いずれも無償。

同キットは、アルテラのMAX 10 FPGAとブロードコムのWICED SMART Bluetoothモジュール、シリコンラボのEFM32 MCUおよび各種センサーやアナログ・デバイセズの加速度センサーなどとスマートフォンを組み合わせたIoT開発キット。

BLE4.0以降搭載のスマートフォンと同キット用アプリを組み合わせることで、キット上のMAX 10 FPGAやマイコン、各種センサーをスマートフォンから制御できるという。

Mpression Odyssey MAX 10 Eval Kitの画面イメージ

専用の登録制Webアプリ「Odyssey Web Utility」の使用により、スマートフォンのアプリ上に表示するボタンやフィールドをカスタマイズ可能。

Odyssey Web Utilityの画面イメージ

自分でデザインしたFPGA回路やマイコン・ソフトウェアにアプリから送受信するコマンドを割り当てるだけで、ソフトウェア・コードを1行も書かなくても、FPGAを制御するオリジナルアプリを作成可能という。

同社は同キットを同社グループの総合技術ブランドである「Mpression(エムプレッション)」製品として、国内では関連会社であるアルティマ、エルセナ、およびマクニカオンラインストアで販売中。海外では、北米・中国・台湾・ASEAN諸国で同社グループの海外子会社から購入可能。

同キットは現在、全世界で2,000個の数量限定で5,480円のキャンペーン価格で販売している。