Adobeは4月7日、場所やデバイスを問わずドキュメント業務を迅速に遂行することが可能な新クラウドサービス「Adobe Document Cloud」と、その核となるPDFソリューション「Adobe Acrobat DC」の提供を開始した。
「Adobe Acrobat DC」は、従来のAcrobatを全面的に刷新し、タッチ操作が可能なインタフェースを採用するほか、Acrobatと併せて使用するモバイルアプリも提供する。
また、Adobe Document CloudとAdobe Creative Cloudの一部で、すべてのサブスクリプションユーザーが無料で使用可能なe-signサービス(旧Adobe EchoSign)では、どのデバイスからでも文書を電子メールで送信し、署名することが可能だ。
加えて、新しいMobile Link機能では、ファイル・設定・署名がモバイルデバイスでも利用できるようになるため、移動中でも文書作成を続けることができる。Adobe Acrobat DC モバイル版とAdobe Fill & Sign DCという2つの新しいモバイルアプリを利用することで、モバイルデバイスから直接文書の作成やコメント、署名が可能となる。
なお、これらアプリはApple App StoreとGoogle Playにて無料でダウンロードできる。
Acrobat Standard DCの価格は、サブスクリプションライセンスが1380円/月(年間契約)、永続ライセンスが新規3万4800円、アップグレード1万8200円。Acrobat Pro DCでは、サブスクリプションライセンスを1580円/月(年間契約)、永続ライセンスを新規5万4800円、アップグレードを2万4200円にて提供する。