日本交通、博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂、およびACCESSは4月6日、日本交通グループが保有する一部のタクシーの車内で、iBeaconを活用した情報配信サービスの実証実験を開始したと発表した。

実証実験は、東京23区、三鷹市、武蔵野市エリアで、黒色タクシー1,557台に対して行われる。日本交通グループが保有する黒色タクシーの車内にACCESSのBeacon端末を搭載し、日交データサービスが提供するiBeacon対応スマートフォン向けアプリ「日本交通タクシー配車」に対して情報を配信する。

これにより、顧客の要望に応じた指定場所へのタクシー配車などのアプリの基本機能に加え、乗車時間に注目したタクシー車内でのコミュニケーション機能として、動画視聴連動型クーポンを提供する。

同アプリがタクシーの車内に設置されたBeaconに反応し、企業の動画広告のお知らせを通知。乗車時から降車時までの視聴動画数に応じて、次回以降のタクシー料金の割引が受けられるクーポンが付与される仕組みになっている。

CM視聴クーポンサービスの画面イメージ

今回の取り組みでは、博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センターが開発している屋外情報配信プラットフォームを活用。同プラットフォームは、乗車した場所や時間帯、乗車回数に応じて、配信する情報を変更するなど、屋外での情報配信に対して高い自由度と柔軟性を実現することができるという。