日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)は3日、同協会が認定するファイナンシャル・プランナーの上級資格「CFP」を持つCFP認定者が、日本国内で2万人を突破し、2万74人(2015年4月1日現在)に達したと発表した。

CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)資格は、1972年に米国で創設されたファイナンシャル・プランナーのライセンス。ファイナンシャル・プランニングの各分野に関する高度な教育や、CFP資格審査試験の合格などの要件を満たした者に授与される専門性の高い資格として知られる。2015年4月1日現在、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアなど世界24カ国・地域で導入されている。

世界のCFP認定者データ

2014年12月末現在のCFP認定者数は、世界15万7,586人。最も多い輩出国は米国で、7万人を超えるCFP認定者が活躍している。日本では、日本FP協会が1992年に世界で3番目に同資格を導入し、国内では同協会のみ資格認定を行える。また、米国以外で2万人を超えた最初の国であり、世界2位の認定者数となっている。

日本におけるCFP認定者2万人突破にあたり、2004年に発足した非営利の国際CFP組織FPSBのCEOであるノール・メイ氏は祝辞を発表。「FPSBは、世界のCFP認定組織をリードする貴協会に敬意を表し、日本でCFP認定者の皆様の力強く活発なコミュニティーが存在することを大変喜ばしく思います」と述べている。