日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は4月1日、ウェラブル端末のセキュリティ研究グループ「ウエアラブルデバイスセキュリティ検討タスクフォース」を発足および研究グループへの参加募集を開始した。
ウェラブル端末は、アップルの「Apple Watch」など多くのメーカーが開発し、ビジネス利用と個人利用の両方で注目度が高まっている。しかし、安全性については不透明な部分が多く、中に収録された個人情報をサイバー犯罪者に狙われるのでは、という懸念も拭えないことが現状だ。
研究グループでは、ウェラブル端末のビジネス用途への普及などを目的に、セキュリティ実装技術の方策研究やリテラシー向上のための運用ガイドラインの作成などを有識者とともに取り組む。
また、ウェラブル端末のセキュリティポリシーに関する啓発と情報発信を行う。ウエアラブルデバイスやヘルスケアデバイスを利用する個人ユーザーにも、安全な利用方法を積極的に呼びかける。
グループの参加には、JSSEC会員企業で、ウェラブルデバイスのビジネスに携わるメーカーなどの条件がある。条件をクリアした企業で参加する場合は、4月30日までWebページから申し込める。