4月1日、Googleは同社が提供するIME「Google 日本語入力」のための新たなデバイス「Google 日本語入力ピロピロバージョン」を発表した。

同デバイスは、ユーザーの吐息の量をピロピロの長さに変換することによって可視化し、その長さを赤外線センサで読み取ってBluetooth送信することで、文字入力を可能にするというもの。Googleは、これまでも快適な文字入力環境を実現するために、これまでもなど多様なキーボード/デバイスを提案してきたが、そうした試みは「固定観念に囚われていた」として、手による入力に頼らないデバイスの開発に取り組んだという。

また、発売日や価格は市場調査の結果を踏まえて判断するとのこと。開発期間は丸1年に及んでいるにもかかわらず、「自作できますか?」との問い合わせに対しては、基板の回路や3Dプリンタの出力用データを含めて「まるっとオープンソースにしています」と回答している。ソフトウェアの切り替えによって英数字や絵文字も入力可能になっており、漢字入力を研究するために、現在担当者が体を鍛えているとのこと。……漢字入力にはなみなみならぬ筋力がいるのだろうか……?

すでにおわかりの通り、この「Google 日本語入力ピロピロバージョン」は4月1日限定のエイプリルフールネタ。だが、オープンソースは「本当に」公開されているので自作することが可能。家に3Dプリンタがない、Bluetooth モジュールを買いに行く時間がない、といった人のために、Web上で同デバイスが体験できるコンテンツ(なぜか2bit風画面)も用意されている。