Ooyala(ウーヤラ)は3月24日、2014年度第4四半期「Ooyala Global Video Index」を公開した。
「Global Video Index Report」は、Ooyalaプラットフォームで配信されている動画を視聴する世界中の約2億2000万人の視聴動向を分析してまとめたレポート。最新版では、2014年10月に買収した英Videoplazaのオンライン動画広告の分析結果も反映している。
主なトピックは以下の通り。
スマートフォン/タブレットでの視聴が急拡大
スマートフォンとタブレットを利用した動画視聴は、急速に拡大し、全オンライン動画視聴の34%。本数ベースでは2013年第4四半期の2倍増、初めて「Global Video Index Report」を発刊した2011年からは16倍増となる。年々拡大していることは毎回のレポートでも報告している。
パブリッシャーと放送局で広告シェアに大差
パブリッシャーのオンライン広告視聴数は、1位がPC、2位がスマートフォンとなり順位自体はこれまでと代わりなかったが、スマホ/タブレットでの視聴数が急速にPCに迫っている結果となった。
例えば、2014年12月の欧州のパブリッシャーのオンライン広告全体で、スマートフォンとタブレットからのインプレッション数のシェアが約50%で、デスクトップPCとほぼ同様となった。
一方、放送局の広告は、スマートフォンとタブレットがそれぞれ全インプレッション数の12%で、PCはシェアの76%を占めた。この結果から、Ooyalaはパブリッシャーのコンテンツがスマートフォンとタブレットと相性の良い短編・長編動画まで幅広いのに対し、放送局は長編コンテンツが主体であることが要因と分析している。
スマホ/タブレットでも長編動画を視聴
スマートフォンやタブレット端末でも、10分を超える長編動画を視聴する傾向がある。タブレットは長編動画の視聴が70%、スマートフォンは46%となった。この傾向もレポートを開始してから常に伸びているという。