大日本印刷(DNP)は、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した画像を、高速で綺麗に自動補正するプログラム「DNP画像色補正ライブラリ」を発売した。
同製品は、DNPが印刷やフォトプリント事業を通じて培ってきた画像処理の要素技術をパッケージ化し、企業が自社の製品やサービスに組み込むことができるコンピュータープログラム(ライブラリ)として提供するもので、第1弾の2製品「画像切抜きライブラリ」「顔画像性別年齢推定ライブラリ」に続く第2弾となる。
今回発売する「DNP画像色補正ライブラリ」は、独自の6つの色補正技術を搭載し、撮影した画像1点1点に合わせた最適な補正方法を自動的に計算して適用する。具体的には、露出不良による暗い画像の補正、色バランスの補正、コントラストの補正、色調の補正、ピントの補正、デジタルノイズの除去。画像1枚当たり約1秒で色補正処理を行う。
これらの技術は、デジタル写真を生活者自身が店頭などでプリントする同社のセルフプリント機「PrintRush(プリントラッシュ)」や、撮影した画像データからオリジナルフォトブックを作成するサービス「DreamPages(ドリームページ)」などで実証されている。
税抜き価格は、300ライセンス込みで480万円から。ライセンス数によって価格は変動する。DNPとしては、画像を扱うシステムやサービスを開発・提供する企業を中心に同ライブラリを販売し、3年間で3億円の売り上げを目指す方針。