鹿児島市交通局は18日、局舎・電車施設移転にともない実施する市電ダイヤ改正の概要を発表した。ダイヤ改正日は5月1日で、平日の谷山電停から鹿児島中央駅前方面の直通便の増便・新設、始発時刻の繰上げや運行間隔の変更などがおもな内容となる。

鹿児島市電が5月1日にダイヤ改正を実施

新交通局舎・電車施設は神田(しんでん)電停付近(鹿児島市上荒田町)に移設され、5月1日から供用開始予定。隣接地に新しい鹿児島市立病院も移転開院する。これにともない市電の一部電停名が変更され、神田電停は「神田(交通局前)」、たばこ産業前電停は「市立病院前」に。現在の交通局前電停は「二中通」、市立病院前電停は「甲東中学校前」に変更される。

鹿児島市電は現在、1系統(鹿児島駅前~谷山間)・2系統(鹿児島駅前~郡元間、鹿児島中央駅前経由)を中心に、平日朝に谷山電停から鹿児島中央駅前方面への直通便も3本運転。ダイヤ改正でこの直通便が4本に増便され、谷山電停を7時18分・7時28分・7時38分・8時12分に発車する。平日夕方にも直通便を新設し、谷山電停発4本(谷山電停15時50分発・16時22分発・16時51分発・17時33分発)、谷山電停行3本(鹿児島中央駅前電停16時56分発・17時28分発・17時44分発)が設定される。

始発時刻も早められ、鹿児島駅前電停の始発時刻は1系統が6時0分(現在は6時5分)、2系統が6時5分(現在は6時10分)に。日豊本線の始発列車(国分発鹿児島中央行、鹿児島駅5時43分着)からの乗換え時間も短縮される。谷山電停の始発時刻(1系統)も、現在の6時5分から6時0分に早められる。終発時刻の延長は2系統において実施され、鹿児島駅前電停の発車時刻が22時30分に繰り下げられる。

その他、平日の2系統の運行間隔が見直され、現在の7分間隔から6分間隔の運行に。昼間帯の鹿児島駅前~高見馬場間において、1系統・2系統が交互に3分間隔で運行するダイヤに。利便性が向上し、乗り間違え防止にもつながるとしている。