三菱東京UFJ銀行は15日、三菱東京UFJダイレクトワンタイムパスワードカードの提供を開始した。

ワンタイムパスワードとは、一定時間ごとに自動的に新しいパスワードに変更され、しかも、1度しか使うことが出来ないパスワードのこと。一般的な固定パスワードに比べて、不正な送金被害などにあうリスクを低減させることができるという。

ワンタイムパスワードの特徴

顧客によるワンタイムパスワードの変更作業は必要ない

  • ワンタイムパスワードは、一定時間が経過するごとに自動的に変更され、第三者に詐取されてしまった場合にも不正な送金被害等にあうリスクを低減する

同じワンタイムパスワードは利用することができない

  • 取引に使用したり、一定時間が経過したワンタイムパスワードは、再度利用することができないことから、よりセキュリティの高いパスワードとなる

ワンタイムパスワードはすべて無料で利用できる

  • ワンタイムパスワードカードの紛失・盗難時の再発行には所定の手数料(1,080円(消費税込)) がかかる

ワンタイムパスワードの種類

三菱東京UFJダイレクトでは、状況に応じて2種類のワンタイムパスワードを利用する。

確認番号表にかわって顧客の預金を守るワンタイムパスワード(アプリまたはカードによるワンタイムパスワード)

振込などの取引では、確認番号表のかわりとしてワンタイムパスワードを利用する。契約カードに記載の固定の確認番号表と異なり、ワンタイムパスワードは取引に使用したり、一定時間経過すると自動的に変更されるため、誤ってフィッシングサイトなどで詐取された場合にも悪用されるリスクを低減できる。

  • 利用方法:専用のスマートフォンアプリやカード型の専用端末でワンタイムパスワードを取引に利用できる。インターネットバンキングにログインのうえ、申し込み手続きをする

不正なアクセスから守るワンタイムパスワード

普段と異なる環境からインターネットバンキングにアクセスしていると同行が判定した場合、届出のEメールアドレスにワンタイムパスワードを通知する。