キーサイト・テクノロジーは3月16日、パワーデバイス・アナライザ/カーブトレーサ「B1505A」の機能拡張を発表した。この機能拡張により、B1505Aは最新の半導体パワーデバイス開発のオンウェハとパッケージデバイスの主要パラメータをすべて特性評価できる。
B1505Aは、Microsoft Windows 7をベースとした、パワーデバイス評価用のワンボックスソリューション。拡張性高いアーキテクチャ、使いやすいソフトウェア環境、次世代カーブトレーサ、自動テスト/解析機能を兼ね備える。サブpAから10kV/1500Aまでの広い測定範囲により、高精度のμΩオン抵抗測定が可能となっている。また、10μsの高速パルス機能は、パワーデバイスのフルの特性評価を可能にする。
今回の機能拡張では、Ciss、Coss、Crss自動切換え測定、ゲート電荷/抵抗測定と自動温度依存性測定機能など、オンウェーハとパッケージデバイスの特性評価に必要な機能をすべて提供。-50℃~+250℃の動作温度をカバーし、温度制御機器と同期する自動温度テスト機能を搭載している。また、自動測定、高電圧バイアス下のデバイスのキャパシタンスとRg測定が可能。低電圧/高電圧を設定しQg曲線を測定する新しい測定方法により、IGBTモジュールなどハイパワーデバイスを正確に特性評価できる。
機能追加の販売開始は4月1日、販売予定価格はすでにB1505Aのユーザーに対しては作業費込みで約200万円からとなっている。なお、B1505Aを新規で購入する場合は、オプション構成により価格が異なる。