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Sophosが運営しているセキュリティ関連のニュースサイト「Naked Security」が、記事「4 things to consider when allowing Macs into your business|Naked Security」において、Macを企業のネットワークに持ち込んで使用する場合に注意すべき4つのポイントを解説している。

これまで、ビジネスシーンではWindowsが使われることが多かったが、最近ではMacを利用するケースが増えている。ビジネス上のリスクを避けるという意味で、Windowsとの違いを理解することは重要である。

記事で、紹介されている4つのポイントは次のとおりだ。

  • Macの管理性はWindowsのそれとはかなり異なり、集中管理が特に難しい。加えて、Macを管理できる人材の確保もWindowsに比べると難しい。したがって、Macが接続している企業のネットワークに問題が発生すると、時間およびコストの両面において多大な影響がでるため、利用するソフトウェアの教育などについて検討すべき。
  • MacもWindowsのように脆弱性の影響を受ける。よって、Macは安全と思い込んでいるユーザの存在は企業ネットワークによくない影響を与えることになる。正しく状況を把握するには、教育を行って正しいコンセンサスを得ることが大切。
  • Macは高価なプロダクトであるため盗難にあいやすいため、ディスク全体を暗号化する機能を有効にしておくべき。これを行っておかないと、いくら推測されにくいパスワードを使っていようと、簡単にデータを盗まれてしまう。
  • iCloudを使用している場合、企業データがクラウドサーバに保存される可能性が出てくる。以前、iCloud上の写真データが流出した事件があったが、こうした事態が起こらないように強度の強いパスワードを使うこと、2段階認証の機能を有効にすることなどをユーザに徹底する必要がある。

さらに、Macを企業ネットワークで利用するための取り組みは進んではいるものの、まだWindowsのように成熟した状況にはなっていないと説明されている。