J.D.パワー アジア・パシフィックはこのほど、2015年生命保険契約満足度調査(募集編・保全編)の結果を発表した。それによると、募集時における顧客満足度ランキング(1,000点満点)は、ライフネット生命とソニー生命が673ポイントの同率で総合1位となった。

ライフネット生命は、「商品提供」「支払保険料」「手続・書類」の3ファクターでトップ評価を獲得。ソニー生命は、4ファクター全てにおいて業界平均を大幅に上回る高評価を得た。

3位はプルデンシャル生命で664ポイント、4位は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命で652ポイント、5位は三井住友海上あいおい生命で648ポイントと続いた。

顧客満足度ランキング(1,000点満点)対象24社

また、満足度を年代別に見ると、65歳以上の高齢者は業界平均(630ポイント)と同水準の634ポイントにとどまるものの、保険加入の際に家族などの同席があった場合は、なかった場合より28ポイント高まることが判明。さらに、募集人が「事例を紹介しながら具体的に説明した」場合、満足度は696ポイントに上昇し、それに伴い契約保険の継続契約の意向「非常に契約したい」の割合は35%に増加していた。

同調査では「保険加入時に家族などの同席を促すこと、そして募集人が顧客や同席の相手に親身に対応することは、高齢者の募集時の満足度、ひいてはロイヤルティを高めるために引き続き実践されるべきポイントである」と分析している。