ワコールはこのほど、80年代を経験してきた30代後半~50代前半の大人の女性を対象に、「髪型、ファッション、ボディ」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査期間は1月6日~2月2日。
50代前半女性7割が「アイドルの髪型」をマネていた
「80年代のアイドル黄金時代を知っていますか?」と質問したところ、「リアルタイムで知っている」と回答した人の割合は、30代後半で32.0%、40代は84.0%、当時高校生~社会人だった50代前半では90.0%にのぼった。
また、「リアルタイムで知っている」と答えた人に対し、「当時、女性アイドルのような髪型をしたことがありますか?」と尋ねたところ、50代前半の7割が「ある」と回答。多くの女性が自分の好きなアイドルの髪型をしていたということから、当時のアイドルがその時代の流行を作っていたことが伺える結果となった。
80年代は「ゴージャス& 見せるファッション」が流行
続いて、「若気の至り? で今見ると恥ずかしくなるような格好をしていたことはありますか?」と質問したところ、「ある」と回答した女性は48%だった。
80年代はバブル期だったこともあり、前髪をカーラーで巻いてスプレーで固めたり、体のラインを強調したボディコンを着たり、ゴージャスなファッションだったことが印象的だが、胸の谷間や脚を見せるファッションも流行していた。
そこで、胸の谷間が見えるような服を若い頃に着ていたか聞いてみたところ、31%の女性が「はい」と回答。当時は見せるファッションに抵抗が無かったことが伺えた。具体的には、「髪はボブの外ハネで、ファッションはとにかく目立つ超ミニで、胸もとが大きくあいてる服を着ていました」、「ブラの上にキャミソール1枚で谷間が見えるのに堂々と埼玉のライブに行ったことです。今思うと男性の視線が痛かったです…恥ずかしい思い出です」、「足が太いのに超ミニスカート。胸の谷間がかがむと丸見えのセーター。モジャモジャパーマ」といった体験談が寄せられた。
見せる谷間から、ナチュラルな"ふんわり谷間"へ
次に、アイドルのような髪型をしたり、胸の谷間が見えるファッションをしたりしていた大人の女性は今、谷間に対してどのような意識を持っているかを調査した。「胸の谷間について今の自分の考え・感覚に近いものをお選びください」と聞いたところ、「若々しくふっくらとした、ふんわり谷間が欲しい(45.0%)」や、「女性らしいシルエットのための谷間メイクは必要(43.0%)」と回答した人が多く、ナチュラルな"ふんわり谷間"の自然なシルエットを求めていることが明らかに。大人の女性になり、当時とは意識が変化したと言える結果となった。