保険ショップ「保険クリニック」はこのほど、20歳~60歳の既婚女性500名を対象に、離婚をはじめとする女性の人生のリスクに関するアンケートを実施し結果を発表した。調査期間は2月20日~23日。

離婚を考えた事がある既婚女性、33%

「現在の結婚相手と離婚を考えたことがありますか」

現在の結婚相手と離婚を考えたことがあるか尋ねたところ、「ある」と回答した人は33%(165 名)にのぼり、それは結婚何年目だったか聞くと、平均は「結婚8年目」で、最も多かった回答は「結婚1年目(約20%)」だった。原因については、多い順から「価値観・性格の不一致」「お金・仕事関係」「嫁姑、家族関係」「家庭をかえりみない」「子供のこと・夫の浮気」となった。

離婚対策をしている人は、わずか19%

「離婚の対策はしていますか」

離婚を考えた事があるという人を対象に、「離婚の対策はしていますか?」と尋ねたところ、「している(18.8%)」「していない(81.2%)」と、離婚を考えたとしても、実際にその先の行動まで踏み込んでいる人はごく少数であることがわかった。

対策の方法としては、「経済的に自立できるように貯蓄をしている」という人が多く、そのほか、「働き先を確保」「シングルマザーがもらえる補助金を調べる」など、経済的な対策が上位を占めた。また、500名全員を対象に離婚で不安な事を聞くと、「子供への影響(約45%)」や「自分の老後(約37%)」を大きく引き離し、「生活費(約80%)」が断トツ1位に。離婚するとなると、経済的に自立していないと難しい現状が伺える結果となった。

ちなみに、手元に最低いくらあったら離婚できるかについては、平均「1,429万円」だった。

女性が、離婚以外で心配なリスクとは…

「離婚以外で心配なリスクは何ですか」

次に、離婚以外で女性に起こり得るリスクについて調査したところ、「収入の減少や失業」や「老後の生活」と答えた人が多く、次いで「健康」「親の介護」「子供の教育費」と続いた。このリスクを回避するための準備をしている人はわずか16.6%。具体的な対策方法は、1位「貯蓄」、2位「保険」という結果に。やはり離婚に限らず、女性のリスク回避には「お金」が重要であることが明らかとなった。(保険クリニック調べ)