偉人の誕生日や記念日などを祝うため、特別なデザインとなるGoogleのロゴ「Doodle」。本日3月5日は、世界で初めてインスタントラーメンを発明した日清食品の創業者・安藤百福氏の生誕105周年を記念した特別デザインのロゴが公開されている。

安藤百福氏の生誕105周年を記念した「Doodle」。全4種のアニメーションロゴが用意されている力作だ

安藤百福氏は1910年3月5日生まれの実業家・発明家。日清食品の定番商品「チキンラーメン」、「カップヌードル」を発明し、今や世界中に広がったインスタントラーメン文化を生み出した人物として広く知られている。

「Doodle」はアニメーションやインタラクティブな仕掛けが持ち味のひとつだが、多くの場合ひとつのテーマに対しては1パターンのデザインが用意される。しかし、安藤百福の105周年記念Doodleに関してはアニメーションロゴが4パターンも用意されている。これは、このロゴを担当したDoodler(ロゴをデザインする人)・Sophie Diao氏の発案によるもの。安藤氏がインスタントラーメンの発明、および普及のために尽力した長い年月を、ひとつのロゴで表現することは不可能だと考えたためだという。

なお、Doodleのアーカイブページ(英語)では、このロゴのラフ段階や制作経緯が詳細に語られている。日清食品公式Webサイトの「安藤百福クロニクル」と併せて読むことでロゴが描く場面の背景事情が分かるので、興味のある人はぜひ参照してみてほしい。