ヴォーカーズは3月3日、同社が運営している企業リサーチサイト「Vorkers」において、新卒入社で5年目までの若手社員が投稿した評価レポート(1万1694件)から集計した「入社してよかった」会社ランキングを発表した。

同ランキングにおいてトップとなったのは「プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)」だった。P&Gは、ヴォーカーズが今年1月に発表した「働きがいのある企業ランキング2015」でも2年連続1位を獲得している。

P&Gの新卒若手社員のクチコミからは、「風通しが良い、若手も活躍できる環境がある」「自由、アグレッシブ、チャレンジング」といった環境であることがわかり、若手であってもチャレンジできる成長の機会を与えられているようだと分析されている。P&Gの残業時間は53時間あまり、また有休取得率は40%と、全企業平均とほぼ同じ水準だった。

第2位はゴールドマン・サックス証券で、残業時間は90時間と、普段は長時間働いていることが明らかになった。クチコミには、「社員が猛烈に働くので、自分にも自然とストレッチがきく」と、同社社員の士気の高さを称賛する声があったという。

第3位は、ブライダル関連サービスの老舗企業「高見」だった。「直接的にお客さまの声を聞くことができるので、そのやりとりの中でやりがいも感じやすく、新入社員でも十分重宝される」というコメントがあり、若いうちから「働く喜び」を味わえる環境のようだ。残業時間は17時間弱と少なめ、有休取得率も67%と全企業平均を大きく上回っており、福利厚生制度が充実しているようだ。

新卒5年目までの社会人による「入社してよかった」会社ランキング 資料:ヴォーカーズ