鳥取空港は1日、鳥取県北栄町出身の漫画家・青山剛昌氏の人気漫画『名探偵コナン』にちなんで「鳥取砂丘コナン空港」の愛称でリニューアルオープンし、鳥取空港国際会館にてオープニングセレモニーが行われた。

怪盗キッドが狙っていたトリックアート

昨年11月に愛称が決定した「鳥取砂丘コナン空港」は、屋上サインやコナンと蘭の等身大フィギュア、超巨大なトリックアートなど、全体がコナン一色にリニューアル。実在作品のタイトルロゴを冠した空港としては、国内初になるという。

この日の会場には、500名を超える来場者がつめかけ、その中には海外から来たというファンの姿も。オープニングセレモニーでは、警察音楽隊によるコナンメインテーマの演奏や鳥取県の平井知事などのスピーチ、特別ゲストとして江戸川コナンの登場、原作者・青山氏のビデオメッセージなどが披露された。

式中には、コナンのライバルである怪盗キッドが登場する一幕も。実は、式典の数日前に「天翔ける翼が目覚める頃 黄金の砂のつぶてを頂きに参上します」と、砂丘を舞台にしたトリックアートを狙うキッドからの予告があったという。しかし、今回はキッドのお目当ての獲物ではなかったらしく、無事に公開が実現した。

これは、4月18日上映予定のアニメーション映画『名探偵コナン 業火の向日葵』の公開を記念し、キッドが映画公式ホームページ上や各メディアで犯行声明を出し、日常生活の中でさまざまなモノを盗む、ジャックしていく大胆不敵な犯行計画「KID STEAL PROJECT」によるもの。当日には、新たに「ゴッホの『ひまわり』の前に、ちょっぴりエロティックなアートを頂きに参上します」という予告状が公開され、さらに注目を集めている。

(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会