At HP we don’t just believe in the power of technology.

Hewlett Packardは2月23日(現地時間)、「Cyber Risk Report 2015 full report|Understand the threat to thwart cyber attacks|HP Security Research」において、Security Research teamがサイバー脅威についてまとめた「Cyber Risk Report 2015」を公開したと発表した。同レポートでは、ITに関するさまざまな新技術がサイバー攻撃を容易にしており、こうした状況に対応していくにはどのような問題があるかをよく知ることが大切だと指摘している。

モバイル、ビッグデータ、IoTなど、さまざまなシーンでITが活用されるようになっており、こうしたITの広がりは攻撃者に対して攻撃経路を増やすことにもなっていると説明。しかも、ここ10年にわたって存在している誤ったサーバの設定の放置や弱いパスワードの使用、コーディングの甘さなどが引き起こす問題なども引き続き残っているとしており、状況は改善されていないとも指摘している。

そのほか、同レポートではサイバーセキュリティ分野でよく知られている問題などを解説するとともに、WindowsやLinux、モバイルオペレーティングシステムにおけるセキュリティの動向、Heartbleedといった脆弱性を予見して被害を防止することができなかった状況、複数のレイヤで防御を実施する必要性などについて解説している。