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Linus Torvalds氏は2月23日(協定世界時)、「kernel/git/torvalds/linux.git - Linux kernel source tree」のコミットログおいて、投票の結果、次期Linuxカーネルのバージョンを「4.0」とすること、開発コード名を「Hurr durr I'ma sheep」とすることを伝えた。Torvalds氏は投票結果に呆れかえっているが、投票の結果を尊重するとしてコミットを実施している。
バージョン番号が3.19から4.0へとメジャーアップグレードすることになるが、重要度はこれまでのリリースと同様で、新機能の追加やバグの修正などが実施されている。注目される機能としてはVirtIO 1.0のサポート、F2FSファイルシステムの改善、pNFSブロックサーバ機能のサポート、BtrfsにおけるRAID 5およびRAID 6のサポート、各種ドライバの更新などがある。
「Hurr durr I'ma sheep」は正確な翻訳が難しい。好意的に解釈すれば「やぁ、僕は羊」ということになるが、Hurr durrという文字はその音や言葉遊びなどから隠語的な複数の意味を持っており、さらにsheep herderといった言葉からの遊びなどと絡まって、さまざまな意味を連想させるような多義的な意味を含んだフレーズになっている。Torvalds氏がコミットログの中で「I've come to the inescapable conclusion that internet polls are bad. (インターネットでの投票はダメだという結論を抱かざるを得ない)」と述べているが、「I asked, so I'll honor the votes.(私が呼びかけて実施したのだから、その結果を尊重する)」として、投票の結果を採用している。