宇宙航空研究開発機構(JAXA)と科学技術振興機構(JST)は2月19日、研究開発資源の活用や情報交換などの相互連携および協力を円滑かつ効果的に実施することを目的とした相互協力協定を締結したと発表した。

同協定のもと両者は、科学技術イノベーション創出に向け、独創的な研究開発の創出、実用化開発の加速や国民への効果的な成果の展開などを行っていくこととなる。

協定の主な内容としては、有望な研究課題・成果の発掘および推進・展開、宇宙航空分野の研究開発成果の社会実装、青少年教育の促進、研究開発成果のアウトリーチの促進などに向けた協力する。また、費用負担・知財などの扱いおよび秘密保持などの基本事項も協定に含まれている。

両者は今後、同相互協力協定に基づき、社会的課題の解決と日本の競争力向上への寄与を図るのをはじめとして、次世代人材の育成に協力して取り組むなど、日本全体としての研究開発成果の最大化を目指すとしている。