JR東日本は4日、中央快速線・青梅線でグリーン車サービスを導入すると発表した。2020年度のサービス開始をめざし、今年度から基本設計に着手する。

中央快速線グリーン車イメージ(JR東日本提供)

太線の区間でグリーン車を連結した列車を運行(JR東日本提供)

2006年から導入されたオレンジ帯の通勤形電車E233系は、中央快速線の他に青梅線・五日市線でも活躍し、中央本線大月駅から富士急行線に乗り入れる列車も設定されている。

中央快速線のE233系はおもに10両編成で運転される

今回の発表でグリーン車導入の対象とされたのは、中央快速線(東京~大月間)をオレンジ帯のE233系で運行するすべての列車と、中央快速線から青梅線(立川~青梅間)へ直通運転を行うすべての列車。着席サービスに対するニーズが高いことから、E233系に2階建てグリーン車2両を連結し、サービス改善をめざすという。オレンジ帯のE233系は現在、固定編成(10両)と分割編成(6両+4両)があり、ともに東京寄りの4・5両目にグリーン車が連結される。

中央快速線・青梅線でのグリーン車サービス開始により、首都圏の主要5方面すべての路線(東海道線・横須賀線、中央快速線・青梅線、宇都宮線・高崎線、常磐線、総武快速線など)でグリーン車が導入されることに。2020年度のサービス開始をめざす中央快速線・青梅線では、12両編成で運行される全44駅および車両基地などで駅改良工事や線路改良・信号改良工事が予定されている。